My Precious ~愛する人よ~ Ⅰ
美しい花畑に撒き散らされた金色の髪
どこまでも透きとおった、ターコイズの瞳
月明かりを取り込んで真珠の様に輝く肌
花畑に埋もれるその姿は、あまりにも美しすぎて、目が離せなかった
それでも、彼女から俺に向かって放たれる
ビリビリと痺れる様な殺気は変わらない
「剣を向けるという事は、こういう事だ」
そんな彼女の姿を見ながら、微笑む
ぎゅっと握った腕がピクリと微かに動いた
そう。
剣を向けるなら、覚悟を決めなければ
――死ぬ覚悟を