My Precious ~愛する人よ~ Ⅰ
「これをアレンに見せたかった。きっと喜ぶと思って」
俺を見つめて柔らかくその瞳を細める彼女と目が合う
ターコイズの瞳が、花々と同じ様に光輝いている様に見えた
「――っ」
驚く俺を、ただ優しく見つめるその表情と
その言葉に胸の奥が焦がされる
ジリジリと
痕が残るくらい
その甘く疼く痛みが
俺の体を支配する
動けずに、じっと彼女を見つめていると
徐々に彼女の着ている真っ白な薄衣も
花々が放つ青や緑に照らされて、柔らかく色づき始める
金色の髪が、銀に変わる
その姿がまるで女神の様で
目が離せなかった