秘密な蜜愛

そして、その翌日。

会社に出勤し、パソコンの電源をつけた俺は、正直すごく驚いた。

まさか返事が来るなんて。



”お返事ありがとうございます。嬉しかったです。”



その言葉にドクンッと胸が揺れ動く。



…何、期待してんだか。



そんな自分に呆れつつも、半信半疑でそのメッセージに返す言葉を打ち込んだ。

送信ボタンを押し、前日に見つけた1つのURLを開く。

すると、画面に映し出されたのは一つのブログ。

真っ黒な背景に、真っ赤な文字で書き綴られたそれには、記事1つにつき、彼女自身の写真が1枚載せられていた。



…うわ…。



ギリギリに映し出される体。

全てを見せきらないそのやり方が、更に俺の興味をそそったんだ。



…そして、今に至る。

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