秘密な蜜愛
彼女と出会ったのは1ヶ月前のあの日。
仕事を早めに切り上げた俺は、いつも通りクラブへと足を運んだ。
スーツ姿ってだけで、若すぎる子では無く、丁度良い具合の物分りの良い女ばかりが寄ってくる。
ダンスをするわけでも無い俺には、この格好が都合が良かった。
酒をご馳走し、言葉を少し工夫すればすぐに股を広げる女達。
『ねぇ、拓…。私、拓にならどう扱われても嬉しい。』
そんな言葉を濡れた唇で易々と言い始める。
だからこそ、思うが侭やってきた。
けれど、あからさまなその態度に飽き飽きし始め、違う物を求めてきた頃。
『…お隣いいですか?』
ある一人の女に出会ったんだ。