秘密な蜜愛
スッと伸びた背筋に、綺麗に沿う黒髪。
派手すぎない清楚な白いドレスがそれを更に際立てていた。
そして何より魅力的だったのは、
厚化粧とは程遠いナチュラルなメイクであるにもかかわらず、唯一その存在感を存分に主張する、形の良い真っ赤な唇。
いつものように言葉を並べ、酒を飲ませ続けた。
最初は遠慮がちに微笑んでいた彼女。
けれど、次第に目がトロンとし始め、ジッと俺を見続けるようになった。
潤んだ瞳に、火照った頬。
そして、半開きの唇。
気づけばその唇を奪ってたんだ。