秘密な蜜愛
吸い付くような若々しい肌をもっと感じたいと、自然に伸びた腕。
それを待ち望んでいたかのように、一度ニッコリと笑顔を向けた彼女がスリスリと俺の胸に頬を摺り寄せた。
「君は…まるで、猫みたいだ。」
艶を保った髪に指を這わせ、そう呟く。
すると、そんな俺の言葉にフフフと微笑んだ彼女が、その唇をゆっくりと開いた。
「…社長さんに飼って頂けるのであれば、嬉しい限りです。」
まるで少女のような笑顔に、先程までの姿が嘘のように感じてしまう。
俺は再び髪を触りながら、天井へと視線を向けた。