ブラッドサースティ・キラー
 どうしようかとうろたえていると、ぽんっと肩に誰かの手が置かれた。

 いつのまにかピアノの音はやんでいた。


「うわあああっ!」

「うわぁぁぁあ?!」


 反射的に悲鳴をあげると、手の主と思われる人物が、背後で悲鳴をあげた。

 振り返ると、クラスメートの生徒たちが立って僕を見つめている。

 ……って、あれ?クラスメート?


「なんだ、新野かよ。驚かせやがって」

「こんなところで何やっているの?」


 数人の男女全員、僕のクラスメートの人達だった。

 まさか、肝試しに来ていた人達がクラスメートの人達だったなんて……。

 びっくりした……。


「僕は……」

「忘れ物?」

「そっ、そんなとこ」


 僕は苦笑いを浮かべた。
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