私の彼氏はラブホリック



「結乃ってさ」




帰り道、夕日が私達を照らしながら
ポツポツと歩く。


夕日と影のコントラストが
何故か淡い雰囲気を出している


それはまるで
私達をどこかに
連れていってくれるような


淡くて


切ない


色だ。


「何?」



浩の方を見る。


う、わ。
やっぱり整ってるなぁと
実感する


浩の髪はくせっ毛で
でもそれが可愛くて
栗色の髪の色も色白なので
引き立ってすごく似合ってる


鼻も高くて
目も二重で


本当に整ってる

なんで……私なんかと……?



「その人の目、じっと見るの癖?」




「え?」



そんなじっと見てたかな?


まぁ、浩の顔は
ずっと見ていたいけど


「癖……なのかな?」








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