私の彼氏はラブホリック
「それ、反則」
目を反らした浩は
照れたように頬が赤い
反則って……
「な、なんで?!」
こ、こっち向いてよ!
怒ってるの?
え、な、何?
なんなの?
浩に嫌われたのかと思ってくると
私はすぐに
パニックをおこす
まぁ、心の中の話だけど
「絶対俺以外にそんな事すんなよ?」
「いっいだだだだだ!
わわわ、わかったよ!」
ほっぺをプニッと
摘まれて引っ張られた
ひりひりする……
「わかったけど……なんでさ?」
浩の方を見る。
夕日で眩しくて
浩の表情がはっきり見えない
眩しいなぁ
「キスしたくなるから」
「っ!!」
いつのまにか
耳元で呟かれていた