キスから始まるセカンドラブ
やっぱり私、洸汰さんが好きなんです
洸汰さんのことが好きで朝のあのやりとりを聞いた後、仕事中もずっとこの家を出ることばかり考えていた。



あの子とキスはしてない。洸汰さんの言葉に嘘はないと思う。それに洸汰さんの話を聞く約束もした。


私だって智人さんに言われたように洸汰さんから話を聞かなきゃ前に進めない。わかってる。でも・・・



「奈々ちゃん、今日あまり調子よくない?この花束ちょっと売れないかな」



早苗さんに注意されてしまった。よく見ると私の手元にある作りかけの花束は決して売れるようなものではなかった。


私、何してるんだろう。仕事にまで支障をきたすなんて。
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