キスから始まるセカンドラブ
「奈々、俺・・・お前が好きなんだ」
洸汰さんが少し身体を離して私を見つめる。嘘?嘘でしょ?洸汰さんが私をすき?
「洸汰さん?」
「俺、奈々が好きだからそばに居たかった。一緒に暮らしたかった。守りたいって思ったんだ。奈々に初めて会ったときに決めた。俺が奈々を大切にしたいって」
「嘘・・・洸汰さんが私を?」
「そう。俺は奈々が好き。だからさ、彼女が羨ましいって言ってくれたとき、奈々を本当の彼女にしたかった。でも、それには兄貴と話さなきゃいけない。結局、奈々に漬け込んで無理やり同棲してそれでもそれを手放したくないなんてバカなこと思ってた」