夏のカケラ
「カズもウチ来るか?」


僕がカズに聞くと、


ギクッと言う音が聞こえそうな感じで体が動いた。


「あ、いや、俺は良い・・・」


怪しい。


アキラと顔を見合わせる。


僕らはカズの両サイドに立った。


「何で?行こうぜ、ヒロの家」

「お前が読みたがってた、キン肉マン全巻ウチに揃ってるぜ」


僕らはカズの肩に腕を回した。


「あ、いや、俺、今日は、・・・集会が有るんだ・・・」

「・・・何の?」

「あ、あの、族の・・・」

「お前はいつから族に入ったんだ?」

「あれ、あ、言って無かったっけ?・・・先月から・・・」
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