夏のカケラ
続いてのキャッチャーのテストの時、僕らを一人づつホームに座らせて、マウンドの手前からノックをする。


この人のノックは球足が速い。


だから、いつも僕がやっている5mの至近距離からのノックと変わらないスピードだ。

山本さんも、クロも捕れない。

完全に球を怖がっている。


そりゃそうだ。


僕も最初は怖かった。

僕の番に成る。

しゃがみ込み構える。


ノックが放たれ、凄い球が飛んで来る。



だけど・・・

僕は、毎日こんな球を・・・

受けてるんだ・・・!



僕は全球捕球した。

みんなが驚きの表情をみせた中で、アキラとカズだけは、当然の様な顔をしている。


マイも、微笑みながら僕を見ていた・・・・


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