全力投球~諦めたくない夢~


「絶対手術しろっていうなら、夏が終わってからにして。その間、カナのお父さんの言いつけどうり週に1回、病院行くから。
みなちゃん、お願い。」

「・・・」

みなちゃん、お願い。

「絶対、言うこと守って・・・
死んでほしくなんてないの・・・お願いだから・・・」

「みなちゃん、わかったよ。
約束守る。ありがとう。
お父さん、ありがとう。」

みなちゃんも、お父さんも肩をよせあって泣いている。

その場にいにくくなって私は、久々の部屋に戻った。

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