全力投球~諦めたくない夢~
なにかあったんだ!!
俺はお前がいなきゃダメなんだ
そう言った時の悲しそうな顔をした創太が頭に浮かんでくる。
私が、別れ話したからこうなったの?
それより・・・
もう別れて、創太のことなんて関係ないはずなのにあせりが止まらない。
背中にも冷や汗をかいてるくらい心配でしかたない。
"救命病棟"
この先は救命病棟なんだ。
急に、急ぐ足が止まった。
先を歩いてた先生が私のところまで戻ってきて、
「・・・一咲ちゃん?一緒にいきましょ。うちの救命チームは優秀だから、彼氏さんもきっと大丈夫。さぁ!!」
「先生、私行けない。行く資格ないの」
「好きな人のところに行くために資格がいるの?」
「嘘ついちゃってごめんなさい。創太とは今日別れたの。」
「嘘でも・・・ついてきたってことはまだ好きなんじゃないの?彼氏さんが今どういう状況なのかわからないけど、後悔してほしくないわ。」
これで行かなかったら、私後悔するのかな・・・
死ぬまで後悔するようなことは、したくない。
「一咲ちゃん!!いきましょ!!」
怖くて、足が震える。
先生の暖かい手が私の手を強く握ってくれた。
・・・大丈夫だ。
行ける。
大きく頷いて、救命病棟に入っていった。