Glass slipper☩シンデレラボーイは甘く永遠に腹黒に☩
今更服の下に身につけている下着がやけに心地悪く感じた。
それと同時に下着屋さんで稲穂さんが何気に言い放ったセリフが蘇る。
『ふーん?よく分かんないけど、ここまでして手ェ出さないんなら相手にスル気がないって事じゃないの?それって本当に恋愛なわけ?』
悠里は私と自分の好きは違うって言った。
そんな事無いって思っていたけど、その言葉の本当の意味は……
私じゃなくて悠里が恋愛じゃないって事?
「彼ったら私をほったらかしていつも貴女のことばかり。姉思いなのもステキですけれど、程ほどにして頂かないと。…私の立場からしたらやっぱり面白くありませんものね。それでお姉さまに直々にお伺いさせていただきましたの。」
ふふっと面映げに微笑む彼女に打ちのめされた気分になる。
彼女は悠里のなんなの?
薄々気づかされる言葉の含みにぎゅっとペットボトルを握る手に力が籠る。
彼女は子供を諭すように優しく優しく囁く。
「ご理解いただけたんでしたらご自分のすべきもおわかりですわよね?お姉さまから距離を置いて…そろそろ悠里さんを自由にして頂けませんか―――」
「柏木、そんなトコロで何してるんだ。」
不意に掛けられた声に私と彼女ははっと顔を向けた。