Glass slipper☩シンデレラボーイは甘く永遠に腹黒に☩
それでも素直にうなずけない私に悠里が悪戯っぽく目を細める。
「美久にこんなもの着けさせて僕を誘惑させたんだから、みんなこんな結果も推測の内だと思うけどね?」
「っ…それ、私の……」
長くしてしなやかとはいえ男の人の指にぶら下がるには不釣り合いな代物は昨日私が身に着けていた下着で。
真っ赤になってそれを奪い返しつつ、セリフの含みに色々とツッコミが浮かぶ。
「…え?…あれ?気付いてたんだ?この戦闘服に…。」
昨日あれよあれよと言う間に感慨もなく奪われちゃって、私ですらその存在を忘れてたんだけど。
「今更何言ってるんだか。たまにだけど僕だって洗濯するでしょ。」
「そうでした。」
「そうじゃなくても僕は美久の事なら知らないコトなんてないよ。」
「…悠里、発言がちょっとストーカーっぽいよ。」
「……………。」
「それよりっ、みんな分かってるってどういう事?それって私と悠里のっその、あのっ」
「―――まぁそれで動けなくなるくらい激しい夜だったってくらいには想像付けられてるよね。」
いや―――――っ。
恥ずかしくてもうお仕事行けないっ。
昨日された事の逐一、それに対する私の反応まで全部知られてるような気がして、身の置き所がない羞恥に身悶える。
そんな私に悠里はくすっと笑う。
「大丈夫大丈夫。一週間もすればほとぼりも冷めるよ。」
「…へ?………一週間?」
「うん。一週間お休み取ったから。」
「………えぇっ!!」