Glass slipper☩シンデレラボーイは甘く永遠に腹黒に☩
私の驚愕に非難の色を見付けて、悠里は拗ねた子供みたいに口を尖らせた。
「だぁって、心も体も繋がったら一層離れがたくなっちゃったんだもん。せめて一週間ぐらい美久を一人占めしたっていいでしょ。」
ぅぅ……
そんな顔されたって、大人なんだからお仕事には責任ってものがあって……ぁぅ。
「し、しょうがないなぁも~。悠里ってば甘えん坊さんなんだから。」
仕方ないのは悠里に甘すぎる私かも、ですけれど…。
「それよりいきなりよく一週間も休み取れたよね。」
「ああそれは…僕が養うからこのまま辞めさせちゃってもイイんだけどな、ってぼそっと本心を呟いたら、意外とすんなりオーケーしてくれたよね。」
…それは脅しというんだよ、悠里。
若干呆れる私に、にっこり王子様顔負けの綺麗な笑顔が焦眉して、言った。
「それよりそんな生真面目で倹約家の美久に耳寄りな情報を教えてあげる。」
え?なぁになぁに?
「可愛い下着を着けた美久も良いけど僕にとって一番重要なのは“中身”だけなんだからそんな無駄遣いしなくても、…ねぇ?」
美久からのお誘いなら裸一貫でも俄然乗るよ―――って。
そんな事、王子様スマイルで言う事じゃないでしょっ。