瑠璃一味のお戯れな学園生活

狩猟者が瑠璃一味を連れてきたのは、天空険道の麓にある狩猟小屋だった。

木造りの粗末な小屋だが、暖をとる為の薪木や食糧が備蓄してある。

そしてその他に。

「いざという時の備えとして、装備品も幾らか置いてある。お前らの持ってる剣や太刀や銃が、どんな魔物の素材から作った業物か知らんが、武器だけじゃ天空険道は攻略できんぜ？」

「いやオッサン、別に霸龍闘達の武器は魔物の素材から作った訳じゃ…」

「とにかく！」

鬼龍のツッコミも無視して、狩猟者は小屋の奥から何かを引き摺り出す。

「『これ』をお前らにやる。本気でA級狩猟区の天空険道に行こうなんて馬鹿をやるなら、このくらいのもんは身に付けとけ」