瑠璃一味のお戯れな学園生活
龍の逆鱗に触れるとは、こうも圧倒的な事なのか。

人間相手にするのとは、まるで違う力量の差。

とても幼龍とは思えない。

「…尚更…ぐふっ…欲しいな…『臥龍』の力…」

「まだ言ってやがんのか、小者人外が」

龍之介は黒爪の頭を鷲摑みにする。

「頭潰したって、死にゃしねぇだろ…再生には相当時間がかかるだろうがな」

人間離れした龍の握力ならば、黒爪の頭を砕く事など容易い。

とてもめのうや仲間達の前で、こんな残酷な真似は出来ないが。

「めのうを守る為なら、躊躇なくやってやんぜ」

「その非情さもいい…やはり『臥龍』は天神を手中に収めるのに必要な力…」

「言ってろ」

一気に力を込めようとした龍之介は。

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