瑠璃一味のお戯れな学園生活

小さくてふわふわ飛んで光るもの

「シルヴィ」

「ん?」

天神学園の廊下を歩いていたシルヴィは、突然誰かに名前を呼ばれる。

振り向くと。

「ちょっとちょっと」

壁際、コソコソ隠れるように男子生徒が弁髪を揺らしていた。

あの弁髪は紛れもなく霸龍闘だ。

「お?どしただ霸龍闘?姉ちゃんなら一緒じゃねぇぞ?」

てっきりリィに用事があるのだろうと思い、そんな事を言うシルヴィだったが。

「そうじゃねぇよ、今日はちょっとシルヴィに訊きたい事があってさ」

霸龍闘はそう言って手招きした。

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