瑠璃一味のお戯れな学園生活
その夜、橘邸。

「え…?」

リィは振り向く。

「霸龍闘がそんな事言ってたの…?」

「んだ」

シルヴィはコクンと頷く。

「『リィは虫は苦手か』とか、『夜遅くなっても平気か』とか」

昼間、学園で訊かれた事をあっさり本人に話してしまうシルヴィ。

どうやら霸龍闘、『リィには内緒にしておけ』と言い含めるのを忘れたらしい。

だから喋ってしまったシルヴィは悪くないのです、彼女はYDKだから!

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