瑠璃一味のお戯れな学園生活

心静かに

カレーを作る鬼龍と咲花、宿題中のシンとリィ、水汲みに行ってる霸龍闘、野菊、シルヴィ。

自然と役割分担が出来て、山籠もりキャンプは進んでいく。

「ねぇ兄様」

龍之介と組手をしていためのうが、瑠璃に声をかける。

「これじゃ道場で稽古してるのと変わんないよ。何か山籠もりならでは、って感じの稽古したいな」

「む」

手にした柊を下げ、瑠璃は唸る。

「姉さんの言い分も一理あるね、組手や打ち合いなら、道場でもできるよ」

孔雀もめのうに続く。

確かに。

折角山籠もりに来たのなら、有意義な稽古にしたいものだ。

滝行?

熊殺し?

いやいや、それよりも…。

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