瑠璃一味のお戯れな学園生活

龍之介は山に薪拾いに、めのうは川に洗濯に

「…行ってきてほしいアル、悪いけど頼むアル」

鬼龍が顔の前で手を合わせる。

「えー、鬼龍ちゃん酷いよぉ、何で私洗濯ぅ?」

めのうがプクッと頬を膨らませる。

「咲花とリィとシンと野菊には晩ご飯の手伝いしてもらうし、シルヴィと霸龍闘には水汲み行ってもらうし、瑠璃と孔雀には火を熾してもらわなきゃアル。夕城道場の道着の洗濯と、薪拾いはお願いしたいアルよ」

「もー…」

とはいうものの、道着はめのうや龍之介が着たもの。

自分で洗うのが筋というものか。

「分かったよ、じゃあ私が洗濯に行ってくる。美味しいご飯お願いね」

「任せてほしいアル、今夜は野菊得意の肉料理、バーベキューアルよ!」

鬼龍は手を振ってめのうを見送った。

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