瑠璃一味のお戯れな学園生活
他の洗濯物は咲花とシルヴィが粗方終わらせてくれた為、洗うのは道着だけだ。

「じゃあ龍之介、行こっか」

「おぅ」

龍之介とめのうは歩き出す。

渓流の方までは行き先が同じ為、途中まで龍之介が洗濯物を持って行ってくれた。

それにしても、龍之介は山へ薪拾いに、めのうは川へ洗濯に。

「昔話の出だしみたいだね」

ケラケラ笑うめのう。

「て事は、俺が爺さん役で、めのうが婆さん役か」

そんな歳でもないけどなと、龍之介苦笑い。

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