瑠璃一味のお戯れな学園生活
見る見るうちに空になっていく各皿。

屋台の中で、瑠璃一味の面々が密かにハイタッチする。

文句なしの完食。

この勝負、瑠璃一味の勝ちだ。

綺麗に料理を平らげ、箸を置く翡翠。

悔しいのか、御馳走様とも美味かったとも言わなかったが、満足げなその顔を見れば、感想は自ずと窺える。

そのまま立ち去ろうとした時。

「父上」

孔雀が盆に何か載せて出てきた。

「そうお急ぎになられず…食後の一杯など如何ですか?」

「む?」

そう言って孔雀が置いたのは、シンの作った仙豆と、奏多の淹れた濃いコーヒーにホイップクリームを浮かべたもの。

俗に言う『ウインナーコーヒー』というものだ。

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