瑠璃一味のお戯れな学園生活
ワイワイキャッキャとはしゃぎながら、るりるり亭の仕事をこなす瑠璃一味の面々。

そんな姿を見ながら。

「……」

奏多は浮かない顔でコーヒーミルを回す。

「どうしたの?奏多さん」

さり気なく隣に来た孔雀が、奏多に声をかける。

「そんな顔してたら、折角のコーヒーも美味しくなくなるんじゃないかな?」

「く、孔雀君」

顔に出ていただろうか。

慌てて表情を隠す奏多。

そんな二人に。

「奏多さん、孔雀、待たせたな」

瑠璃が振り向いた。

「休憩に行ってきていいぞ」

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