瑠璃一味のお戯れな学園生活

準決勝第一試合

試合前の控室。

椅子に座って目を閉じていた霸龍闘に。

「!」

ドアをノックする音。

「…いい?」

ドアを開け、顔を覗かせたのはリィだった。

「リィ」

驚く霸龍闘。

「いいのかよ、シンほっといて」

「ん」

小さく頷いて、リィは控室に入った。

「シンには野菊ちゃんもシルヴィもいる…でも、にゃんにゃん先生は審判だからエコヒイキできないし、鬼龍ちゃんも準決勝に進出したし…」

霸龍闘についてあげる人がいないでしょ、と。

リィは気遣いを見せた。

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