瑠璃一味のお戯れな学園生活
「初めて実戦で成功したぜ…システマ…」

ハァハァと呼吸を乱しながら呟く霸龍闘。

無論、一度投げただけだ。

シンがこの程度でへばる筈がない。

「リィを泣かした奴が、生意気に反撃なんてしやがって!」

素早く起き上がってアストレイアを振り上げるシンだったが。

「もういいでしょっ!」

霸龍闘を庇うように割って入ったのは意外にもリィだった。

「シンは霸龍闘を殺すつもり…?…命のやり取りはご法度…」

「でもなぁリィ!」

怒り冷めやらぬシンは吠えるが。

「霸龍闘にお姫様扱いされて急に他人行儀になったのが悲しかっただけ…別に酷い事なんてされてない…」

リィは肩越しに霸龍闘の顔を見る。

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