瑠璃一味のお戯れな学園生活
霸龍闘の言葉に、背筋も凍るような笑みを残して消えていく黒爪。

その怖気立つ殺気が消えると。

「霸龍闘…!」

ようやく張り詰めた緊張の糸が切れたのか。

フラリと霸龍闘は崩れ落ち、その体をリィが支える。

「私を逃がす為に、物凄く無理していたアル…」

普段のお転婆ぶりは形を潜め、眉を顰める鬼龍。

「妹の為なら幾らでも無理するさ」

シンはアストレイアを鞘に納めた。

「それが兄貴ってもんだ」

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