瑠璃一味のお戯れな学園生活
だが、孔雀の斬撃はあくまで足止めのもの。

本命は。

「でかした孔雀」

彼を飛び越えて斬撃を振り下ろした瑠璃の一撃!

「霰(あられ)」

高速で繰り出す上段からの連続斬り!

肩口に、首筋に、次々と叩き込まれる斬撃が、転校生を屋上の端まで吹き飛ばす!

「いやったぁ!」

「流石瑠璃だ!やっぱ強いだ!」

野菊とシルヴィが歓声を上げる。

他の野次馬達も大半は瑠璃一味の味方なのか、大声援。

そんな中で。

「大丈夫ぅ?」

めのうがトタタッ、と転校生に駆け寄った。

「仕掛けてきたのは君とはいえ、一対多数はちょっと酷かったね…傷は平気?」

横たわる転校生を覗き込むめのう。

そんな彼女のうなじに手を回して引き寄せ。

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