瑠璃一味のお戯れな学園生活
人の話は聞いてないわ、食券システムすら知らないわ。

あまりの馬鹿さ加減に腹が立ったので、納刀したままの夜桜で一発頭を殴ってやった後。

「美味ぇ!」

龍之介はようやくカツ丼(イスカンダル盛り)にありつき、丼をかっ込んでいた。

「量もあるし味も申し分ねぇし!最高だな、ここのカツ丼は!」

「今時カツ丼一杯でそこまで喜ぶ人も珍しいよ、ホント…」

呆れた顔で頬杖つくめのう。

こうやってカツ丼にがっつく姿は、本当にスペシャルバカそっくりだ。

オツムの出来はスペシャルバカより遥かに劣るようだが。

頭が悪いというよりは、文明を知らない原始人のようだ。

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