瑠璃一味のお戯れな学園生活
校門の所で霸龍闘達と別れ、夕城三兄妹は体育館隣の道場へと向かう。

道場入口の所で。

「よぉ、三人揃って今来たとこか?」

同じく今やって来た龍之介が声をかける。

「……」

孔雀の後ろに隠れて龍之介を睨むめのう。

「姉さん、何か言いたい事があるんなら言ったら?」

「……くー君は意地悪だ」

孔雀の言葉に、めのうは唇を尖らせる。

「ははっ、よくよく嫌われてんなぁ」

苦笑いする龍之介。

「めのうを困らせている事はいまだ納得していないが」

瑠璃が右手を差し出す。

「一応本日より、同じ道場の門下生だ。よろしく頼む」

「おぅ」

龍之介もまた、瑠璃と握手を交わした。

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