瑠璃一味のお戯れな学園生活
「よく懐いてんな、シルヴィ」

転落防止のフェンス越しに校庭を見て笑う霸龍闘。

「ん…シルヴィも友達増えて嬉しいみたい…」

龍太郎といい龍之介といい、やはり同族の匂いのする相手は親近感を覚えるのか。

比較的馴染むのは早かった。

「でもあれ、龍之介は年上だと思われていないぜ、きっと」

「同年代?年下?」

「もしかしたら近所で飼われてる犬や猫程度にしか見られてないかも」

「有り得る…」

顔を見合わせて思わず噴き出す霸龍闘とリィ。

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