通学恋愛
自転車置き場には、忘れられたように、自転車がポツンと置いてあった。


「あったあった!盗まれてなかった!」


駿太は鍵を回して、またがった。


「ん、乗って」


駿太に言われるがまま、乗った。


駿太のおっきい背中。


目線の高さ、座る位置…。


そうそう、このカンジ!


これが一番落ち着く!


あー、なんかしんみりしちゃうな~。
< 265 / 370 >

この作品をシェア

pagetop