通学恋愛
「逃がさんぞ佐久間、平井ー!!」


先生が腕を伸ばした。


…けど、手が届く前に、あたし達の乗った自転車は坂を下り始めていた。



「またぁぁあーー!?!?」


そのまま、自転車は、すごい速さで下る。


後ろを振り向くと、レイちゃんとあずさが、暴れる先生を押さえていた。


「どーゆーこと駿太!?」
< 274 / 370 >

この作品をシェア

pagetop