通学恋愛
ものすごい風が吹き付ける中で、駿太が笑顔で振り返った。


「黒田が目配せくれたんだよ!」


「黒田…レイちゃん!?」


まだ理解出来ないあたしは、身を乗り出した。


「先生の後ろから、「行け」って!」


レイちゃんがそんなこと!?


さすがと言うべきなのかこれは…。
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