通学恋愛
ゲームの光で、駿太の茶髪が金色に光ってる。


駿太は、抱いていたクマのぬいぐるみを、あたしに渡す。


「ありがとう!」


「いやいやー、すきな子の前じゃぁ、やっぱ頑張っちゃうんだよなー、男は」


照れたように頭をかく駿太。


…すきな子、かぁ。


昨日までは、あたしのとなりにはシュンくんがいて、


それが当たり前で、

ずっと、あの幸せが続くと思ってた。
< 49 / 370 >

この作品をシェア

pagetop