男になりたい女と女嫌いな男


今日も理央はいない。


草の上に寝転がる。
まだ濡れている制服のせいで余計に寒い。

風が吹けば冷たいスカートが足にパタパタと当たる。


寒い、冷たい。
哀しい、寂しい。



ねぇ理央。
ここに来て、笑ってよ。

早くあったかいココア持って

「お前何してんだ?」ってあきれ顔で笑ってよ。


口からかすかに声が零れた。


「会いたいよ、理央…」



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