男になりたい女と女嫌いな男
。:*━♪━*:。━♪━。:*━♪━*:。
理央side
1週間振りに歩く、川沿いの帰り道。
ふと、「りお」とかすかに声が聞こえた。
本当にかすかな小さな声だったけど
りお、と聞こえた。確実に。
辺りはもう暗くなっている。俺は目を凝らして見渡した。
ふと土手のところに人が横たわっているように見えた。
ちくり、と走る嫌な予感。
さらに近づくと見覚えのある制服が見えた。
「純!!」
俺はバッグを投げ出して
横たわる純に駆け寄った。