男になりたい女と女嫌いな男


俺は初めて知った。

純が告白されたこと
純がいじめられていること

そして
純が毎日俺を待っていたこと。


「純、ごめんな…本当にごめん」


「ほんっと、遅いんだからさ。もっと早く来いよ」

口調ももう元に戻っている。元気になったみたいだ。

ふいにつぶやく。
「よかった…」

「うん?」

「いや、何でもない」


純の上目遣いが、なぜか直視出来なかった。



< 70 / 97 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop