【完】私のヒーローは学校一のイケメン君【番外編追加!】
それから他愛ない話をしながら教室に入り、
それぞれの席についた。
「雪乃!おはよー!」
「ひゃ……!」
首に冷たい手が置かれた。
「ま、真央……。後ろからはやめてよ……心臓止まるー……」
ドッドッドッて心臓がすごくはやい。
真央の行動はいっつも予測不可能だよね。
「あはっ!ごめんってー!あ、高野くんおはよー!」
後ろにクルッと向いて、満面の笑みでの挨拶。
もしや、惚れてる……?
なわけないよね?
「おはよ。えっと、真央さん?」
「真央でいーよ!」
「おっけー。真央ね」
二人で自己紹介始めちゃったし、やることないなぁ。