【完】私のヒーローは学校一のイケメン君【番外編追加!】
ガラガラッ
保健室に来ると先生が居なかった。
「大丈夫か?」
「うん……」
「やっぱりお義父さんのこと忘れられないよな」
嫌い。あんな人、嫌い。
人を傷つけといて、笑っていられるような人。
お母さんがいるのに私にまで手を出そうとしたあんな人。
「もうやだよ……」
なんであんな人に私の頭の中支配されなきゃいけないの?
どこまで行っても付きまとってくるお義父さん。
離れるには……。
「私、お義父さんと話さなきゃ。ちゃんと、話さなきゃ」
なんでこんなこと思うんだろう。
でも、いい加減お義父さんとは話さないとって思ってた。
頭の中ではちゃんとわかってたよ。