【完】私のヒーローは学校一のイケメン君【番外編追加!】
「お母さん、私、お義父さんとちゃんと話すよ。
だからね、今日、会いたい……」
『雪乃……。わかったわ。どこに行けばいい?』
なるべく、人の多いところ。
何かあっても、助けを求められるように……。
この高校しかない……?
「私の通ってる高校の前で、14時に待ってる……お母さんは来なくていいよ」
これ以上、お母さんには頼れないよ。
私が解決するんだ。
『でも…………。わかったわ。お義父さんには言っとくわね』
「ありがとう。じゃあね」
負けるな、私。
お義父さんなんかに、負けるな。
――――――――大丈夫。何があっても、大丈夫。
自分に言い聞かせ、立ち上がった。