【完】私のヒーローは学校一のイケメン君【番外編追加!】






「は?え、ちょ。なに、言ってんですか?俺、嫌ですよ?」





『オイ。頭として、最後の命令だ。やめろ』





「何でですか!?嫌です!」





『お前は強くなりすぎたんだよ。全国に知られてるらしいじゃねぇか。
そんなんじゃ、高校なんかヤバイぞ?
お前はまだ中学生なんだ。こんなとこに首突っ込んでいいわけねぇだろーが。
続けたいんだったらな、大切な人も大切だと思ってくれる人もいなくなってからにしろ』




仁さんはわざと言ったんだ。




そんなの無理なのに。




俺はもう仲間が大切だったのに。




あいつらを嫌え?無理に決まってるのに。






その時の仁さん。頭の言葉に、俺は逆らえなかった。









「仁さん……。今まで、ありがとうございました……」








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