【完】私のヒーローは学校一のイケメン君【番外編追加!】
「じゃあ私、ご飯作ってくるね!」
席を立つと、雪乃先輩は台所に行った。
「おい隼人。なんでいんだよ」
「いちゃダメ?」
「ダメ」
なんだそれ。兄貴は子供かっつうの。
「俺誕生日なんだけど」
「だから?」
「雪乃食べようと思ったのによー」
わざと台所まで聞こえるように言った。
「ちょ、えっ!?へ、変なこと言わないでよ!」
兄貴はクスッと笑うと、雪乃先輩のところへ行った。
あー、やだな。兄貴から奪いたい。