【完】私のヒーローは学校一のイケメン君【番外編追加!】
「ひゃあ!」
突然そんな声が聞こえた。
「や、ぁ」
声のする方を見ると、先輩と兄貴がいちゃついていた。
兄貴が先輩の後ろから腰に手を回し、首に顔を埋めている。
あーあ、ホントムカつく。なんで兄貴なんだよ。
俺だって好きなのに。
兄貴なんかより俺の方が……。
なんて、考えるだけ無駄か……。
そんなイチャイチャしている声をよそに、俺はテレビをつけた。