闇の向こう側で~あなたの光を~
陸「これは?」
「それも段ボールに入れて」
陸「コップは?」
「新聞紙に包んで段ボールよ」
陸「……なんで新聞紙?」
ずっとこの調子…。
引っ越しをしたことはないの?と疑うほどだ。
あ、絶対やりそうにないわね。
いろいろ壊しそうだもの。
御両親も任せれないんじゃないかしら?
ガッチャーンっ。
え?
「いったー!!」
この声……。
海っ!?
「海っ。大丈夫!?」
急いで駆けつけると割れたコップに
手を切り、血を流してる海がいた。
海「ごめん、美海……。
コップ…割っちゃった……」