闇の向こう側で~あなたの光を~
はぁ……。
何を考えてるんだろう。
私は凜の復讐をするんだ。
だから、余計なことは考えたらダメ。
私は屋上からの階段を降りて教室に向かった。
誰も授業なんかしてない。
不良ばかりだもん。
してたらビックリだわ。
私の席は窓際の一番前の席。
ここは空が見えるから
両親や凜が近くにいる気がする。
なんだか、すごく寂しい。
誰かの温もりが欲しいのかな?
誰かに甘えたいのかな?
分からない……。
ガラカラ………。
?「富山美海はいるか?!」
??
私?
?「あっ!いた!!」
あ……、さっきの男たち……。