クール女子と大泥棒が恋すると、




楽しみかどうかと聞かれると、まぁ楽しみ。



俺もずいぶん純粋になったな……。




文化祭は2週間後。


早速今日から準備を始めた。





伊緒も表情には出さないが、楽しんでいるみたいだった。




「ねぇねぇ、千歳くんっ」


「あ……っと、何?」


クラスの女子が数人、話しかけてきた。




「……千歳くんと瀬川さんって付き合ってるの?」


「……付き合ってないよ。」



笑顔で返すと、後ろの方にいた女子たちはキャー、っと小声で騒ぐ。



「……そうなんだぁ。

じゃ、じゃあ文化祭、頑張ろーね!」


「ああ。」



それだけか……。よかった。



とうとう伊緒との関係も疑われ出したか……。




< 208 / 323 >

この作品をシェア

pagetop